3月の記録

もう4月も半分近いけど許されたい。

 

 

 

まず、3/1に渡英して二度めの誕生日を迎えました。

去年のその頃は、欧州で感染者数が増えていると連日報道されつつもまだまだ他人事って感じで、外にご飯も食べに行けたし、私もマスクなしで外出していたように思います。というか当時チャイナタウンのあるSOHO周辺でアジア人を狙った暴行が発生したりしていて、マスクをしていると狙われるとかそっちのリスクのほうが深刻だったんですね。そう考えると、それまではマスクをしている=ウイルスを保持しているという認識だったのが、この一年で「予防のためにマスクをする」という考え方が世界的に浸透したのはすごい変化だと思います。

こうした慣習的なことを含めて世界は大きく変わったけども、人間の営みは変わらないし、善意や親切も簡単にはなくならないということも同時に学んだりしました。

アメリカを中心に世界中で波及しているアジアンヘイトは、コロナが火付け役になったとはいえ、アメリカに根差した独自の複雑な社会構造も絡んでいて、昨年欧州で頻発したような暴行事件と完全に同質のものではないと思っています。いずれにせよコロナによってヘイトクライムが増えたというよりは、元々内在していた差別感情がコロナをきっかけに表面化したにすぎないと思っている。そして一度それを看過してしまえば、恐るべき速度で世界中に蔓延してしまうことも肌感覚で理解した。久保帯人風に言うと不揮発性の悪意ってやつですよ。自分が被差別の対象であるかないかに関わらず、世界に露出する悪意の総量が増えれば必ずどこかにしわ寄せがいって、だからこそ差別の根を絶つための連帯が必要だし、声を上げ続けなければならない。安全圏から武漢ウイルスなどど言ってられる人にきっとこの恐怖は分からない。悪意は決して消えてなくなったりしない。 

それはさておき、今月からいよいよ小売店や美容室などが開きはじめ、レストラン・パブなども屋外限定ですが営業再開します。ヤッター!最後に外食したのいつ…?最早思い出せないけど、やっと日常が戻りつつあることを実感して本当に嬉しい。今後もロードマップどおり規制が緩和されてくれることを祈ります。春の陽気も相まって人出もますます増えており、同時に白昼の刃傷事件*1も頻発したりして色々と油断はできないですが…。

ワクチンの普及も着々と進んでいて、うまいこといけば夏前には全成人に接種が完了するかもということなので、私も病院からの連絡を待とうと思います。早く最強になりたい。

 

個人的なことでいえば、3月でずっとやっていた仕事が一区切りつきました。

以前も書いたように、こっちでは翻訳の仕事をしていまして、主に様々な英文ソースからの情報を記事にして発信するという業務を一年弱続け、多分トータルだと500本以上書いたんじゃないかなあ。我ながら良く頑張ったと思う。「読むことは書くための筋トレ」と言うけど、本当にその通りだと思った。読まなきゃ書けないし、書かなきゃ書き続けられない。

仕事で文章を書くのは、なんせ自分が書かなきゃ終わらないので結構苦痛でもあったけど、人に読んでもらうことを意識しながら書く作業が習慣化できたのは良かったなと思います。翻訳自体はこれからも続けていくにしろ、こんな千本ノックみたいに数こなすことはなくなると思うので、この筋力をどうにか維持できれば良いなと思っております。

 

ところで、2月のブログでこれからもなるべく公園いくぞーと宣言した割に先月はあまり外に出ませんでした。仕事が佳境だったり治安が不安だったというのもありますが、一番の原因は多分これです。 

umamusume.jp

元々プロジェクト自体が始動したのは2016年でゲーム化は5年越しの実現だったそうですが、私はそれまでウマ娘の存在すら知らなかったので完全にプリ出の新規(?)です。そもそものきっかけは、iPadを購入したので絵のリハビリをするための題材を探しており、なんか可愛いしやってみるか~というかる~い気持ちで…それがうっかり寝食を忘れるほどにのめりこんでしまった。

内容としては、各キャラクターのシナリオに沿って設定された目標を達成できるよう育成し、全ての目標をクリアするというシンプルなもの。でありつつその過程で必要なステータスを満たすための試行錯誤が要求されるので、今までクリックゲーしかやってこなかった人間にはむずい、むずすぎる、むずい ウマ。今は大分数をこなしたのでその試行錯誤もかなり短縮されましたが、それでもやり込み要素は半端ないです。そしてお察しのとおり絵は全く描いてません。

総プレイ数の半分以上を費やしたであろうゴルシの勝ちパターンは完全に見えた。とにかくパワー、パワーを盛れ。パワーさえあればあとはどうにでもなるから。

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ゴルシ、おもしれーウマ


なんでこんなにのめり込んだのかはちょっと自分でもよく分からないのですが、単純に育成目標を達成していく気持ちよさやレースで入着した時の嬉しさ、ゲーム自体の作り込み具合(レースの展開×実況×楽曲のパーフェクトハーモニーとかもすごいから…。)もありつつ、ウイニングライブというドルオタに親和性高い要素があったり、たぶん人によって刺さるポイントは色々あるんだと思います。ユメヲカケル!とか楽曲の内包するテーマがほぼ超特急なんだよな…。でもそうですね、ウマ娘は夢のゲームだと思う。私はウマ娘のモデルになった名馬たちの物語についてはよく知らない。だけど、シナリオの目標の中には天皇賞の完走やクラシック三冠の達成、有馬記念での優勝など、彼女たちが現実で果たせなかった夢も含まれていて、育成次第で夢の先の景色を一緒に見ることができる。そういう夢があるゲームだと思う。

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キングヘイローちゃんのシナリオ馬路(マヂ)泣きした


もちろん、そういうのを知らなくても楽しめるし、知ればますます楽しいので、よくできた作品だな~と思って遊んでいます。どの娘もみんな可愛いんですよホント。競馬関連の事象にも自然と詳しくなり、武さん*2の解像度も72dpiから300dpiくらいに上がったわ。アニメも良いらしいのでいつか見てみよう。

そんな感じでなんか内容薄いけど3月の記録でした。

チャリを盗まれた傷はまだ癒えませんが頑張って生きていこう。

*1:ロンドンは本当にナイフクライム多い

*2:武豊騎手。この説明は果たして要るのだろうか