イギリス生活一年目を終えて

 
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9月24日で渡英して1年が経ったようです。
 

 

年々時の流れは加速していくように思うけど、本当にこの1年はあっという間だった。
思い出そうあの日~1年前のあの日~♪
あの日は、台風で飛行機が飛ぶか直前まで分からなかった。更に、ちゃんと2回乗り換えできるだろうかとか、荷物重量オーバーしないかとかドバイで迷わないかとかSIMが使えるだろうかとか不安なことがありすぎてちょっと思い出すだけで胃がキュッてなるな…。
幸い予約していたのは午前便だったので、無事飛行機も飛んでくれ、一番の関所だった入国審査もパスしやっとイギリスへ足を踏み入れることができました。
 
入国審査官のお兄さんにスタンプを押してもらって、Welcome to London!と笑顔でパスポートを返してもらったときは泣きそうな位嬉しかったなあ…(余談:当時、e-gateじゃなくてイミグレでスタンプをもらわないとBRPカード(ID的なものです)の受け取りに支障が出るとか、スタンプを貰えなかった人はユーロスターで一旦フランスにでてイギリスに再入国してようやく貰えたとか怖い噂が色々あったのです)
 

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このスタンプが大事


あれから1年。思い返せば2020年だけでもBrexitにコロナ、BLMと色々なことがありましたが、 改めて振り返ってみると、私はこの1年でやっと自分の人生のスタートラインに立てたような気がしています。
日本にいた時はなんだかんだで色んなものに甘えてたから。輝いている他人の人生に自らの人生を委ねて生きていた。ここにはそういう、自分の人生を肩代わりしてくれるものが何もなく、私という人間を証明するものが自分以外何もなかった。そんな所からなんとか生活の基盤を築き、ロックダウンという最大の試練も(割と病みつつも)乗り越え、異国で暮らす喜びや楽しみを感じるとこまでは持ち直してきて、自分でもよくやったよと褒めてやりたい。
誰も私のことを知らない場所に行きたいと、ぼんやり思っていた20代の頃。時間はかかってしまったけど、やっと私はその場所に来て、これからの人生への道筋が見えてきたかなと思っています。
そしてビザは今日から折り返し。YMSビザ最大の特徴はなんといっても2年間滞在できること!他の国ならここで帰国してるわけで、そう考えるとちょっと元気がわいてくる。
 
 
とりあえず残り1年の目標を立ててみました。
 
・現地企業で働く
現在絶賛転活中です。カフェとかでも働いてみたいな。
・国外旅行にできるだけ行く
北欧5カ国は絶対制覇したい。アイスランドは夏・冬両方行きたい。
・国内旅行もできるだけ行く
今行きたいのは湖水地方ウェールズアイルランドコッツウォルズコーンウォール。でもスコットランドもまた行きたいし離島めぐりもしたいんだよなああ
・もっと英語を上達させる
リスニングと発音を特に強化したいところ。
・CAEに挑戦する
かなり難易度高いけど頑張りたい。
・靴を買う
いい感じのローファーとブーツがほしいんですよ。
・できるかぎりミュージアムに行く
これぞ現地住みの特権。今のところ一番のお気に入りはScience Museumです。
 ・何か習い事をする
日本で習えないニッチな言語とか、ディベートとかバレエとか興味ある。
・語学学校にまた通う
翻訳を一度本格的に学びたい。
・舞台を観にいく
アンドリューロイドウェバーおじさん頑張ってくれ~~~!!!!
・陸路で日本まで帰る
これ達成できたらすごい。とりあえずシベリア鉄道でロシア横断して樺太からフェリーで北海道かな~とか計画中。
 
こんな感じかな?お金と時間の許す限りやりきりたいです!アイデアも募集中です!!
 
そんなわけで初心を忘れないためにブログ書いてみました。
ロックダウン中はせっかくイギリスにいるのになにやってんのかな…とか結構落ち込んだりもしたけど、というか今でも時々落ち込むけど、嘆いてても仕方ないし今できることを精一杯やろうと思います。どっちみち長い人生の中のたった2年間なのだから、できることは元々限られている。イギリスに来てくださる方も!!お待ちしてますから!!厳しい状況だけど!!張り切ってご案内しますので!!!!!
少なくとも今の私は、こんな状況であっても、ここに来て良かったと心から思います。
 
この一年でイギリスのいいところをたくさん知ったけど、一番はやっぱり人だと思う。
みんな息をするくらいの自然さで、他人に対して親切である。
大きな荷物を引きずってたら助けてくれるし、妊婦さんやお年寄りは絶対立たせないし、ホームレスにはスーパーで何か買ってこようか?と声をかけ、男女関係なく誰かが必ず「after you」とドアを開けてくれ、接客業の人はイキイキしている。私の事を何も知らない人からも、当たり前のように親切にされ、誰も見捨てることのないチャリティ精神は社会の隅々にまで行き渡り、移民である私のところまでちゃんと届いている。
勿論ダメなところもあるし差別だってないわけじゃないけど、でもそれはどの国にも言えることで、国と政府とそこに生きる人は違うんだというそんなごく当たり前の事を改めて感じています。でもそんな当たり前のことも、実際に来てみなければ分からなかった。あとはなんだろう、乳製品おいしいとか、お肉おいしいとか、小麦粉製品食べまくってもアトピーがでなくなったとか。こういう文化面・風土面での発見はまた別でまとめたいなと思いますが、イギリスメシまずじゃないよ!!ただしテスコのパンはおすすめしない。あれは貧しさに対する罰。
 
そんなわけで、後半戦も頑張って生きていこう。